まず最初に行うのが、塗装業者への相談やお問い合わせです。お客様の予算や希望する仕上がりのイメージ、現在の建物の状態などをご相談ください。ここでどんな塗装が可能なのか、また大まかな費用感を確認することができる為、施工後のトラブルを防ぐ上で非常に重要です。

相談の後は、実際に弊社担当者が訪問して現地調査と診断を行います。外壁のひび割れや汚れ、劣化状況を詳しく確認し、どの部分にどのような補修が必要か、最適な塗料や施工方法を判断します。現地調査を行うことで、お見積りをより正確に作成できるだけでなく、お客様に最適な提案が可能になります。また、外壁だけでなく、雨樋や屋根など他の部分の状態も確認し、必要であれば追加の補修プランも提案することが出来ます。

現地調査が完了したら、調査結果に基づいてお見積りを作成いたします。お見積りには塗料代や足場代、作業費、下地処理の費用などが明記され、必要に応じて詳細な説明を行います。お見積り内容の疑問や不明点に対して丁寧にご説明いたしますので、納得のいく形で契約が結べます。また、保証内容やアフターフォローについても丁寧にご説明いたします。

お見積りが決定し、契約が成立した後は、カラーシミュレーションを行うことが一般的です。カラーシミュレーションは、実際に仕上がった時の外観を事前にイメージできるツールで、塗装色やデザインをお客様の希望に沿って調整していきます。これにより、完成後に色のイメージが異なるといったトラブルを防ぐことができ、より満足度の高い仕上がりが期待できます。

塗装作業に入る前に、弊社が近隣への挨拶を行います。足場の設置や塗装作業による音や臭いなど、どうしても周囲に影響が出るため、事前に挨拶をすることでトラブルを未然に防ぎます。お客様自身で挨拶をすることもありますが、弊社が担当いたしますので、ご安心ください。これにより、近隣との関係を保ちながら安心して工事を進めることができます。

塗装作業の最初の工程として、足場の設置が行われます。安全かつ効率的に作業を進めるために欠かせないもので、塗装業者の職人が建物全体を囲むように足場を組み立てます。また、足場には飛散防止シートが設置され、塗料の飛散や粉塵を防ぐ工夫がされています。足場設置には1日程度かかります。

足場設置後は、外壁の高圧洗浄が行い、長年の汚れやカビ、コケをきれいに落とすために、高圧の水で外壁をしっかり洗浄します。この工程を行うことで、塗料の密着度が向上し、長持ちする仕上がりが実現します。洗浄が不十分だと、塗料の剥がれやムラが発生しやすくなるため、外壁塗装において非常に重要なステップです。

外壁の状態によっては、ひび割れの補修や劣化部分の修繕を行う下地処理が必要になります。ひび割れにはコーキング材を使用したり、劣化した部分は研磨したりすることで、塗料がしっかりと定着し、美しい仕上がりが得られます。下地処理が丁寧に行われることで、耐久性が増し、塗装の持ちも良くなります。

塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3段階で行われます。まず、下塗りは塗料の定着を良くし、次の工程の塗料がしっかり密着するための役割があります。次に、中塗りと上塗りでは、色味や耐久性を強化するための塗料が重ねられ、均一な仕上がりを目指します。この3段階の工程が丁寧に行われることで、美しく耐久性のある外壁が完成します。

塗装作業が完了すると、最終点検が行われます。色ムラや剥がれがないか、塗料がきれいに塗布されているかなど、細かい部分まで入念に確認します。依頼者の立ち会いのもとで点検することもあり、不具合があればその場で修正が行われます。点検が終わり問題がなければ、足場が撤去され、無事に引き渡しとなります。